乳腺科

各科のご紹介

当科の特徴

乳がんの診断・治療に関する豊富な経験をもつ医師が、乳房に何らかの異常を感じる方や、健康診断で乳がんの疑いなど、乳房内に何らかの所見を指摘された方の診察および二次検査を実施します。完全予約制ですので、お待ちいただく時間も少なく、受診していただけます。
検査においては当日に検査結果と今後の方針を説明するなど、スピーディな診断を心がけています。乳がんの疑いが強い方や生検などより詳細な検査が必要な方は、ご希望をお聞きした上で、専門病院をご紹介しています。
乳がんホルモン療法など、再発予防を目的とした術後フォローも行っていますので、乳がんの再発が心配な方なども、お気軽にご相談ください。
なお、非常に稀ではありますが、乳がんは男性にも起こりうる病気です。当院は男性医師も在籍しておりますので、気になる症状があればお早めにご受診ください。
乳がんイメージ乳がんイメージ

対象となる疾患

乳がん
主に乳腺組織に発生する悪性腫瘍で、女性のがんでは罹患数第1位、死亡数でも第5位に位置しています※1。早期発見できれば10年生存率は100%と治癒する確率も高いため※2、罹患が増え始める40代からは定期的な検診とセルフチェックが何より重要です。
血縁者に乳がん経験者がいる場合は、遺伝的に乳がんの素因を持っている可能性があり、その場合は20代や30代といった若年でも発症する可能性があるため注意が必要です。
※1 国立がん研究センター がん情報サービス〔がん登録・統計〕
※2 全国がんセンター協議会 生存率調査
乳腺症
ホルモンバランスの影響などで発症する良性の乳腺疾患の総称です。閉経前の女性に多くみられます。乳房のしこり、痛み、乳頭からの分泌物(無色透明、ミルク様の白色、黄色みを帯びた分泌物)などがありますが、基本的には治療の必要はありません。
乳腺のう胞
乳管内に分泌物がたまり、袋状になったものです。通常は良性なので治療は必要ありませんが、嚢胞内内にしこりがある場合などは、がんの可能性もあるため、詳しい検査を行います。
乳管内乳頭腫
乳管内に発生する良性のしこりです。30~50代に多くみられ、通常、血性の乳頭分泌やしこりを主訴に発見されます。良性病変のためがん化のリスクは稀ですが、異型性をもつ乳頭腫の場合は乳がんリスクがわずかに上昇するとされています。そのため、生検などで確定診断がついても定期的な経過観察が推奨されます。摘出術が検討される場合もあります。
乳腺線維腺腫
正常な細胞が過剰に増えて、大きさ1~2cm大のしこりとなってあらわれます。10~20代に多くみられ、悪性ではないため切除の必要はありませんが、3cmを超えるなど大きいものは摘出術を行うことがあります。40代以降は退縮して消えてしまうこともあります。
葉状腫瘍
線維線種とよく似ていますが、悪性のものもあるため、注意が必要です。40代以降に多く、しこりが急速に大きくなるのが特徴で、肺やその他の部位に転移する可能性もあります。発見された場合は、手術により切除を行います。
乳腺過誤腫
稀に発生する良性の病変です。痛みがあったとしても、乳がんになることはないため、特別な治療も必要なく経過観察となります。

こんな症状があったら
ご受診ください

  • 胸にしこりがある
  • 乳頭から分泌物が出る(特に茶色や血が混ざったような分泌物)
  • 乳房が張る
  • 乳頭が痛い
  • 胸にくぼみができた
  • 乳房の表面が赤くなる
  • 腋にしこりがある
  • その他乳房に違和感がある など

検査と治療

超音波検査による二次検査を行うほか、必要に応じて関連クリニックであるMRI検査を実施します。
さらに精密な検査や即時の入院・治療が必要な場合は、聖路加国際病院、がん研有明病院、国立がんセンターなど、専門病院へのご紹介を行います。

診療日

診療項目診察時間担当医師
  月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
乳腺科 午前 佐伯[予]
午後 中平(女性)[予]
(第2、4週)

[予] は予約制となっております

診療項目乳腺科
診察時間午前午後
担当医師
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日 佐伯[予] 中平(女性)[予]
(第2、4週)

[予] は予約制となっております

休診・時間変更等がある場合がございますので、来院前にこちらのページをご覧ください。

担当医師

中平 詩

中平 詩なかだいら うた

中平 詩

  •  

診療日

第2、4土曜日 午後 予約制

佐伯 澄人

佐伯 澄人さえき すみと

佐伯 澄人

  •  

診療日

毎週 土曜日 午前 予約制

アクセス

【最寄り駅】
東京メトロ日比谷線・築地駅/徒歩6分
有楽町線・新富町駅/徒歩7分
大江戸線・築地市場駅/徒歩10分
駅からのアクセスにつきましてはこちらのページをご覧ください。
ページトップへ